ナチュラおじさんの放し飼い卵
にわとり本来の行動欲求を全て満たすことで、鶏のストレスが限りなく少ない状態で産まれてくる放し飼い卵。農場の衛生管理に対応する『農場HACCP』、鶏卵の衛生管理に対応する『GPセンターHACCP』の両輪で運用することで、日本における『生卵を食する』文化をより豊かに、そして幼児、高齢者、病人にも安心して食せる日本の卵を国内外に供給します。 飼い方に、飼料に、そして衛生管理にこだわった『ナチュラおじさんの放し飼い卵』を是非ご賞味ください。
Animal Welfare & Haccp
休息、睡眠時に止まり木で休む休息エリア、いつでも新鮮な水と飼料が与えられる給餌給水エリア、落ち着いた自然な状態で産卵する産卵エリア、砂浴び行動ができる床下運動エリアなど、広い空間を自由気ままに動き回り、『にわとり本来の行動欲求』を全て満たすことができるエイビアリー(直立多段式)鶏舎を採用しています。
また、微生物、化学物質、異物など混入防止のための管理ポイントを設定して継続的に監視・記録を行い、農場段階で危害要因をコントロールして畜産農場の飼養衛生管理を向上させる『農場HACCP』を運用することで、家畜の健康管理と衛生管理を徹底しています。
Outdoor playground
犬や猫などの外敵防止と野鳥との接触を避けるために網で囲い、丈夫な屋根を張ることで、過度の雨、風、日光及び気温を避けることができる屋外運動場を設置しています。日中の大半は、鶏たちは自由に制限されることなく太陽の光を浴びながら動き回り、砂浴びをして、時には喧嘩もしつつ、心地よい環境の中で生活しています。
※屋外運動場に放牧できない条件
①国内にて鶏の法定伝染病が発生した場合
②予想最高気温9℃以下
③産卵初期時の75%以下
④オールアウト直前
④天候不良
Self-mixed Feed & Rice Feed
にわとりの健康とたまごの味を決める食事。私たちはにわとりの『ごはん』を自分たちの手で作ります。飼料の主原料となるとうこもろこし、大豆粕、魚粉、生米糠、ふすまなどを吟味厳選して仕入れ、季節、鶏の日齢、ビタミンなどの栄養バランスを考えて自社工場でブレンドした配合飼料を与えています。
また、埼玉県の耕種農家と連携して飼料用米を生産委託、収穫したお米を10%前後配合して給与しており、当農場の鶏糞をたい肥化して飼料用米生産者の田んぼに還元することで、有機質豊富な田んぼからたくさんのお米を収穫します。
Handling of eggs on the floor
にわとりは、柔らかい床上で落ち着いて産卵可能なネスト(巣箱)でたまごを産みます。しかし、産卵開始初期でネストをまだ理解していない場合は、屋内外運動エリアの敷料の上に産んでしまうこともあります。
毎朝夕と担当者が見回りしますが、万が一、たまごを見つけたら、今日産んだかも… と『推定』は出来ますが、もしかしたら数日間見逃していた可能性もあるので『断定』は出来ません。また敷料には、多少なりとも鶏糞も混ざっており、フンとたまごが接触している状況になります。
当農場では、新鮮且つ安心安全なたまごを確実にお届けするため、農場HACCPのリスク管理に基づいて、床上に産んでしまった鶏卵は「加熱加工用」の液卵として出荷しています。
Regulation
ナチュラファームでは、EU COUNCIL DIRECTIVE 1999/74/EC(採卵鶏の保護のための最低基準を定める 1999 年 7 月19 日の理事会指令 1999/74/EC)の管理基準にてエイビアリー飼育を実施しています。
・飼育面積 1,111 ㎠/羽以上 = 9 羽/㎡以下
※ネスト(巣箱)面積、屋外運動場面積を除く
・ネスト面積 120.0 羽/㎡以下
・止まり木 15.00 ㎝/羽以上
・餌樋の幅 10.00 ㎝/羽以上
・給水口 10 羽/個以下
・敷料エリア 250 ㎡/羽以上かつ地面の1/3以上の敷料