シンポジウム2023:産業動物のアニマルウェルフェアを考える

おはよりいでございます。

2019年を最後にコロナ禍で中止になっていた九州、沖縄地方限定のアニマルウェルフェアシンポジウム、4年振りに今年度お披露目となった東海大学阿蘇くまもと臨空キャンパスにて開催されました。残念ながら、今回をもって運営母体の『九州・沖縄アニマルウェルフェア(産業動物)連絡会』は発展的解散するとのことで、これまでこの地域でたくさんの事例報告をさせていただいたおかげでパワーポイントの作成スキルは、若干あがりました。スピーチスキルは全く向上しませんでしたが…

今回も私を除いては、アニマルウェルフェアの、特に動物行動学の各畜種の分野の先生方の発表は、倫理的な面から、経済的な面からのAWも重要だが、まずは『家畜がしたいこと』『家畜が嫌なこと』は何か、そのためにはどうすればよいかを、参加された学生さんでも、自分が採卵鶏のことしか知らなくても理解できる充実した内容の素晴らしいシンポジウムでした。

また、いつの日か九州の地で、AWセミナーが開催されるのを心待ちにしております。

——–

「アニマルウェルフェアに関する飼養管理指針について」

発表者/眞壁 七恵氏(農林水産省 畜産振興課 課長補佐)

「我が国と国外の産卵鶏・肉用鶏のアニマルウェルフェアについて」

発表者/新村 毅氏(東京農工大学 農学部 生物生産学科 教授)

「我が国と国外の肉牛のアニマルウェルフェアについて」

発表者/矢用 健一氏(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構動物行動研究グループ グループ長)

「我が国と国外の乳牛のアニマルウェルフェアについて」

発表者/森田 茂氏(酪農学園大学 農食環境学群 教授)

「我が国と国外の豚のアニマルウェルフェアについて」

発表者/伊藤 秀一氏(東海大学 農学部 動物科学科 教授)

「採卵養鶏におけるアニマルウェルフェアの取り組みと課題」

発表者/一柳 憲隆(株式会社ナチュラファーム 代表取締役)

コメントを残す