BIOFACH 2018

おはよりいでございます。

以前から一度は行ってみたい、最近は見ておく必要が絶対あるだろうとつくづく感じていたEU最大のオーガニック展示商談会『BIOFACH2018』、たまたまお誘いを受け、直近の打診にも関わらず何とかスケジュール確保できたので、ほぼふたつ返事で了承していました。

視察ツアーでの参加だったので、あとになって視察内容を確認すると、共通のお取引がある肉牛生産者を中心に加工業、販売業、小売業と様々な業種の方々が主な面々で、肉牛を中心(鶏はほんの少し見だけ)となりました。

肉牛やブタの生産者は、鶏卵生産者のように生産物そのままの形(殻付鶏卵)を生産現場(直売所)では販売出来ず、今回の視察グループのようなフィードチェーンがあって初めて利用するお客様との接点、会話が成り立つわけで、私にとってもすごく新鮮に感じました。

育てた牛をどのように加工して、どのように販売して、どのように調理するか… ひとつでも脱線すると買う人、食べる人の評価が一変してしまいます。

それは逆に、鶏卵を利用する、調理される方々とのコミュニケーションが当農場ではまだまだ足りていないなぁと気づかされました。

こちらが『美味しいたまご』だと押し付ける(もちろん自信はありますが…w)だけでなく、定期的にリサーチしたり可能であればこういった視察を実施することで、相互理解を深めて食べる人の満足度が更に上がるのではないかと。

たまごの味の決め手は、卵黄の色でもなく、飼い方でもなく『飼料』。その飼料を当農場では、トウモロコシや大豆粕など厳選した原材料を自ら購入し、自社配合施設で季節や鶏の成長に合わせて手間暇かけて何種類もの配合飼料を製造して給与しています。

当然、たまごの味=美味しさは何とでもなるわけで、そこをもっと突き詰める必要性を、今回の参加者の皆さんを通じてあらためて気づかされました。

本来、メインの視察でもあるBIOFACH ももちろん勉強になりましたが、参加者の皆さんとご縁が出来たことが今回の視察の収穫です。大変お世話になりました。

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