行動学的根拠

おはよりいでございます。

定期購読している『鶏卵肉情報』に、一昨年、海外視察にご一緒した新村毅先生のコラム【ニワトリにとっての福祉とは何か?】を読みました。

アニマルウェルフェアは「動物福祉」という意味で捉えられることが多いですが、福祉とは、『「しあわせ」や「ゆたかさ」を意味する言葉であり、すべての市民に最低限の幸福と社会的援助を提供するという理念』(Wikipediaより)となっており、家畜と福祉についてピンとこない人が多いです。

だた、書かれているのは、言葉を話さないニワトリの心情を理解するのが「行動学」であり、ニワトリが止まり木に止まりたい行動欲求を実験から証明しています。私も採卵鶏AWについて実践例を話す機会がありますが、実践例ではなく実験から導きだされた根拠は説得力もあり参考になります。

HACCPでは、『科学的根拠』により安全を担保しますが、アニマルウェルフェアは、福祉という曖昧な言葉ではなく、『行動学的根拠』から止まり木や巣箱の重要性を理解できるようになればよいかなと。

続編楽しみです!

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